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ベル・アンド・セバスチャン『ヤア!カタストロフィ・ウェイトレス』

この記事の最終更新日:2006年8月4日

ヤァ!カタストロフィ・ウェイトレス
ヤァ!カタストロフィ・ウェイトレスベル・アンド・セバスチャン

東芝EMI 2003-09-29


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タイガーミルク The Boy With The Arab Strap ライフ・パースート-THE LIFE PURSUIT- わたしのなかの悪魔 FANS ONLY


ショウ・ビジネスの価値観を変えてくれた現代のカリスマについてのレビュー。 (このレビューはオリンピック放送当時mixi上で書きました)

ベルセバとザ・スミスとクラッシュのCDを聞きながら歌詞も堪能した翌朝、メダル取れなかったオリンピックのニュースを観ると、メダルなんてどうでもいいじゃんって思える。ファンとメディアの過剰な期待に答えること、チャート一位、栄誉の受賞を目指して、プレッシャーに耐えながら闘うことが、音楽創作と何も関係ないという当たり前のことを教えてくれたのがベルセバ。

ベルセバをスノボプレーヤーにたとえると、オリンピック優勝クラスのものすごい能力持ってるのに、世界大会にも参加せず、地元のグラスゴーでひたすらスノボしてる感じ。スノボを楽しんでるだけの、努力したくないだけの変人かと思えば、そんなことさらさらなく、スノボに対する熱意、愛情、技術、哲学は世界一、近代システムに乗っ取って勝利を競い合うことに何の意味も見出せない、達観した伝説のスノーボーダーって感じ。世界中から自然と人の注目が集まって、彼のスタイルはすごいと伝説化する感じ。

このアルバム曲調ポップだけど、2曲めちゃくちゃ歌詞の好きな曲があります。


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(c) Sidehill