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ピチカート・ファイブ『HAPPY END OF THE WORLD』

この記事の最終更新日:2006年10月9日

HAPPY END OF THE WORLD
HAPPY END OF THE WORLD小西康陽 山上路夫 福富幸宏

コロムビアミュージックエンタテインメント 2006-03-31

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プレイボーイ・プレイガール オーヴァードーズ PIZZICATO FIVE さ・え・らジャポン ロマンティーク96


ピチカート5で最初に手にしたアルバムは「Singles」でした。なんか似た調子の曲ばかり並んでるな、シングル集だからしょうがないのかな、アルバムはもっと実験的なのかなと推理して、次に手にしたのがこのアルバム。いやはやぶっ飛んだ。

彼らのアルバムを一通り聴いた後では、このアルバムが一番シュールで悪いお遊びにこっていると思いました。シングルとは別人のごときシュール具合。彼らにとってシングル曲は、古きよき恋愛ポップのコピー芸術なのだなと思いました。

アルバム最初の方で悪ふざけのナレーション入り、中盤ではこりにこったエスプリが炸裂し、最後におさめられた隠れボーナストラック、小西さんのショートコントに爆笑し、なんかほんと総合芸術をみせつけられた感じ。

最初聞いた時は、次にどんな仕掛け(笑いネタ?)が飛び出してくるかわからず、ドキドキしながら聴くことができました。アルバム聴くのがこんなに楽しかったのはほんと久々です。

シングル曲をアルバムに収録するとき、普通のアーティストはあまり手を加えませんが、彼らの場合はドラスティックに代わります。ボーカルが別人になっていたり、ボーカルなしになったり、曲調変えたり、最後に変なアレンジ入ったり。ピチカートファンならやっぱシングルとアルバム全部持つべきでしょう。


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(c) Sidehill