ベスト・ロック、ポップ、ジャズ、クラシック

最高感度の音楽レビュー

ホーム >

イギー&ザ・ストゥージズ『ロウ・パワー』

この記事の最終更新日:2006年10月9日

ロー・パワー
ロー・パワーイギー&ザ・ストゥージズ

ソニーミュージックエンタテインメント 1997-05-21

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
イギー・ポップ&ストゥージズ ファン・ハウス キック・アウト・ザ・ジャムズ ファン・ハウス(デラックス・エディション) ラスト・フォー・ライフ


元祖パンクス、ロックの生き神様の一人イギー・ポップ。パンクのルーツと言われるのはニューヨークのベルベット・アンダーグラウンド、ラモーンズ、デトロイトのイギー&ザ・ストゥージズ。その中でもイギーは、売れ線に全く媚びない、暴力的な音楽のルーツとなる。

ジャケットからしてかっこいい。グラム・ロックとかパンクとかいうジャンルわけを超えて、怒濤の轟音、スタジオ録音とは思えない猛烈パフォーマンス、70年代初期の音とはとても思えない、永遠に現在の音楽が炸裂。

一曲目のSearch And Destroyからノックアウト。たくさんの音楽ファンの中から自分が探し出されて、それまでの価値観こっぱみじんにぶっ飛ばされるような感じ。歓喜の破壊体験。拳突き上げてシャウトするしかない。

もちろん最後までぶっちぎりでのりのりの名曲ぞろい。こんなすごい人がスターダムにのってないのが不思議。永遠のマイナースター渾身の一枚。


↑このページの先頭に戻る
(c) Sidehill