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セックス・ピストルズ『勝手にしやがれ』

この記事の最終更新日:2006年10月9日

勝手にしやがれ
勝手にしやがれSex Pistols

東芝EMI 2005-07-06

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ジギー・スターダスト シド・シングス ペット・サウンズ ザ・バンド ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

ジャケットに書かれている原題を見て、ニルヴァーナのヒットアルバムのタイトル「NEVERMIND」って、もしかしてピストルズの引用かと思った。 そう考えるとパンクの歴史は面白い。

高校の頃一度ピストルズの編集盤に触れたけど、その時は下手なバンドだと思って感銘しなかった。ライナーノーツにピストルズが好きか嫌いかが試金石になると書かれていたけど、本当にそうだと思う。ロックにテクニックの上手さを求めたらパンクは聴けない。ロックにアティテュードを求めたら、パンクは絶対的な人生の指標になる。

一度パンクにはまると、パンクに理解ない人とは、同じ世界で生きられないと思える。

ピストルズの歌は確かにつたない。演奏も子供っぽい。しかし、そのぎこちなさこそがパンクなのだ。


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(c) Sidehill