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リンプ・ビズキット『チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーター』

この記事の最終更新日:2006年10月1日

チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーター
チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホット・ドッグ・フレイヴァード・ウォーターフレッド・ダースト リンプ・ビズキット

ユニバーサルインターナショナル 2006-05-17

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シグニフィカント・アザー スリー・ダラー・ビル、ヤ・オール$ ハイブリッド・セオリー(通常) メテオラ (通常盤)

リンプ・ビズキットと言えば、ラウド、ミクスチャー・ロック界の代表的バンドで、コーンの弟子みたいなバンド。ラウドロック大衆化のきっかけになったバンドの一つだと思います。

観客はみなダイブしていて、バンドにDJやラッパーがいて、極めて暴力的な音を鳴らしている、最近のアメリカのバンドはどうもという人に是非聴いて欲しいアルバムです。このファンキーなアルバムを聴けば、「ラウドロックは少年犯罪の元凶だ」みたいな偏見はかき消えます。

コーンとかリンキンパークとか他のラウド系バンドは、心の底から絶叫したり、悲嘆にくれてる感じがするのですが、リンプ・ビズキットはどこか一歩ひいている感じがします。ラップしている声がコメディアン調、楽しげで嘲笑的なんです。前面から一歩ひいた場所で冷笑しているクール感。その余裕っぷりがかっこよくて、お気に入りです。

音は極めてキャッチーで聴きやすいですし、随所にお遊びが溢れています。ラウドロックをアングラからメジャーに引き上げている感じがする堂々としたアルバムです。

まあラウドはもはや進化の絶頂を終えて衰退時期に来ていますが、だからこそ、未体験のロックファンは、是非聴いておくべき歴史的名作です。


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(c) Sidehill