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最高感度の音楽レビュー

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レディオヘッド『OKコンピューター』

この記事の最終更新日:2006年10月9日
OK Computer
OK ComputerRadiohead

Capitol 1997-07-01

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The Bends KID A Amnesiac Pablo Honey Hail to the Thief

レディオヘッドで初めて聞いたのはこのアルバムでした。大学時代、最初にこのアルバムを聞いた時は、あまりいいと思いませんでした。しかし、最近になって、セカンドアルバムの「The Bends」を聞いた時は、一聴した時点で音楽のすばらしさを感じとれたので、「The Bends」から先に聞けばよかったと思いました。

今日、彼らの4枚目「KID A」を聞いた後、「OK Computer」を聞いたら、すばらしくいいアルバムだと思えました。以前はよさを聴き取ることができなかったのに、4枚目を聞いた後3枚目に戻ると、よさがわかる。アルバムのよさを聴き取ることにようやく成功したのです。

「KID A」のロックという概念自体を破壊するかのような音作りに接した後、「OK Computer」に立ち戻ると、なんとメロディアスで聞きやすいアルバムなのかと感嘆できます。レディオヘッドはどこまでも進んで行くので、リスナーである私は、彼らの進歩の先をかいま見た後、ようやく過去のアルバムのすばらしさを実感できるようになるというわけです。

ディズニー的な価値観に対する反感の音楽化。幸せのイメージに対する、社会的成功のイメージに対する、反感の音楽化。

OK, Computer.



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(c) Sidehill